なぜ冬に日本酒をつくるのか? 

慶びのおとずれ 富鶴(とみつる)販売処 なかのひと つるです。

もりもり書きます。

今日は、なぜ日本酒は冬につくるのか? について書きます。

日本酒は、米を原料とする酒類であり、米が収穫された後に精米されます。そして、この精米された米をもとにして麹(こうじ)菌や酵母を加えて発酵させることで日本酒が作られます。
いまでこそ、年中つくることもできるのですが、昔は冬しか作りませんでした。
その理由は、大きく二つ。 米の収穫時期と、酒をつくる酵母と麹菌がいささかか弱いから です。

ご存じのとおり、米は秋に収穫されます。この米をつかってお酒を造ります。
冬は寒いため、空気中の雑菌が少なくなり、麹(こうじ)菌や酵母が優位になり、良質な日本酒が作りやすくなります。

つまり、日本酒をつくるのが冬なのは、微生物の活動を抑えることで良質な日本酒を作るために、また、寒い時期に仕込むことで、日本酒ができる時期に合わせて収穫された米を効率的に使うために行われるのです。

愛知(えち)酒造は 冬だけお酒を造っています。
米はその年収穫されたものを精米して使っています。
また、仕込みする場所は 天井高く、6メートル、幅約15メートル、奥行約50メートル。一方向にかなり風通しがいい構造になっています。
風通しがよすぎて、作業していると寒いときがあります。
これが、雑菌をふせぐ役割をしているんですね。

お酒造りには言葉があって、
1.麹(こうじ)
2.酛(もと)
3.造り

で一番重要なのは麹(こうじ)だといわれています。
なぜ麹(こうじ)なのか? 
はまた次回に!


富鶴(とみつる)は毎日の晩酌。
いろいろな顔をするとみつるをこよなく愛している つるでしたー。

どんな 富鶴(とみつる)が飲みたいかなど、気軽に聞いてくださいね



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