お酒の味・香りといったメインをつくる酵母って?

慶びのおとずれ 富鶴(とみつる)販売処 なかのひと つるです。

今日は、酵母について書きます。


日本酒で使用される酵母は、一般的に「清酒酵母」と呼ばれる、日本酒の醸造に適した特殊な酵母です。
醸造用酵母には、乾燥酵母や液体酵母、アンプル酵母などがありますが、富鶴(とみつる)の場合、乾燥酵母、アンプル酵母や液体酵母を購入して使用しています。

購入?蔵に昔からいる菌をつかうんじゃないの? とよく聞かれますが、
もし蔵にいる菌をつかうとしたら、かなりの危険度が伴います。それは、日本酒にならないことがあるということです。
確実に日本酒をつくりたい、とおもうので、酵母を購入しています。
酵母もたくさん種類があり、香りをよく出すもの、旨味をよく出すもの、などなど、造りたい日本酒によって酵母を決めています。

日本酒つくりは、この酵母を気持ちよく育成することができるのかどうかといってもいいです。
酵母の気持ちになって、醸す(かもす)といってもいいかもしれません。

他の雑菌との陣取り合戦だと書いている本もあります。
最後に酵母陣営が陣取りで勝てばおいしい日本酒ができるってことですね。


清酒酵母については、「日本醸造協会」さんの清酒酵母の説明がとてもとても詳しいです。めっちゃ気になる、知識を深めたい!と思われた方は、「日本醸造協会 清酒酵母」でご参照ください。


次回は、酛(もと)について書きます。酛(もと)は、酵母が陣取り合戦で勝つためにとても大事な工程です。お楽しみにー。


富鶴(とみつる)は毎日の晩酌。
いろいろな顔をするとみつるをこよなく愛している つるでしたー。

どんな 富鶴(とみつる)が飲みたいかなど、気軽に聞いてくださいね
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